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卒後臨床研修プログラム

呼吸器内科シニアレジデント

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1.呼吸器内科の特徴

呼吸器内科は、感染症、腫瘍性疾患、間質性肺炎や膠原病関連疾患、喘息や慢性閉塞性肺疾患など非常に広範囲にわたる疾患を対象としています。例えば感染症では一般細菌から真菌、抗酸菌、ウイルス、原虫など多岐にわたる感染症に常時遭遇しますし、肺癌について言えば、最先端の分子標的薬による治療や化学療法から緩和医療まで、場合によっては転移巣に対する診断・治療まで経験することになります。ICUで急性呼吸不全患者の人工呼吸管理をする一方で、回復期の患者のリハビリを理学療法士と協力して行ったりもします。内科の中でも専門化が進む中で、総合内科を除けば、おそらく最も多彩な疾患を経験できる科ではないかと思います。また一方では、専門を極めようとすれば、肺癌や喘息やCOPDなどの専門医として進む道もあります。内視鏡など手技系に興味がある人も、呼吸管理など集中治療に興味がある人もバランスよく経験できるのではないかと思います。

肺癌やCOPD、高齢者の肺炎など呼吸器疾患の増加に伴い呼吸器内科医の不足が目立っています。専門医の数で言えば、消化器病専門医16696名(H22.10)、循環器専門医12166名(H23.4)に対して呼吸器専門医はわずかに4591名(H23.4)です。今後も呼吸器内科医の需要は当分減ることはないと考えます。内科全般に興味があり、かつ専門分野も持ちたいという人には最適の科と思いますので、進路選択の際にぜひ考慮に入れていただきたいと思います。

2.関西電力病院呼吸器内科の指導方針

日本呼吸器学会専門医・指導医1名、専門医1名と医員2名の計4名が指導に当たります。特に対象疾患は限定せず、広く呼吸器疾患一般の入院患者を10人程度担当していただき、時機を見て外来も週1回程度担当していただきます。病棟カンファレンスと外来新患カンファレンスがそれぞれ週一回あり、病棟カンファレンスは呼吸器外科、放射線科、病理医も参加して診断・治療方針を検討します。呼吸器外科とは病棟も同じで連携は良く、外科的な治療方針などについて気軽に相談できます。当科は京都大学呼吸器内科とNPO法人西日本呼吸器内科医療推進機構(http://npo-harmonni.org/)の関連施設であり、これらが主催する症例検討会や「若手医師のための臨床に役立つ呼吸器セミナー」などが定期的に開催され参加することができます。日本呼吸器学会認定施設ですので当院での研修期間はそのまま呼吸器専門医申請に必要な臨床研修期間に算定できます。

3.診療科からのメッセージ

当科はスタッフ4人の比較的小さな科ですので、いろいろと助け合いながら和気藹々とやっています。気管支鏡検査や透視下の処置などの際は手の空いているものは全員集まりますし、重症患者が搬送された時なども協力して対応しています。ぜひ私たちの一員として加わってください。

後期研修終了後の進路としては、スタッフとして残る他に、大学院進学や医員として大学医局に所属する、あるいはNPO法人西日本呼吸器内科医療推進機構を通じて人事交流のある関連施設(http://npo-harmonni.org/?cat=20)に紹介する、などの道があると思います。これについてはできるだけ希望に添えるよう努めます。