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患者さまへ

脊椎外科領域

脊椎に熟練した医師が3名在籍しています。腰椎椎間板ヘルニアに対しては経皮的髄核摘出術、顕微鏡下髄核摘出術、内視鏡下手術等、最小侵襲固定手術によって早期離床、早期社会復帰を可能としています。適応のある患者さんには自費治療とはなりますが、レーザー内視鏡下随核摘出を行っています。また、難治とされてきた頸椎、胸腰椎の変性疾患に対してもインストルメントサージェリーを導入し、良好な成績を得ています。

当院脊椎外科の特徴

内視鏡手術を行っています。

腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症に対して当院では2006年より脊椎内視鏡手術を開始しています。脊椎内視鏡手術は直径16mmの筒を手術部位に挿入し、その筒の中で手術操作を行うことで組織の障害を最小限に抑えます。手術による傷が小さい(2cm程度)ことに加え、手術中・手術後の出血が少ないこと、手術後の痛みが少なく、術後早期から離床が開始できるため入院期間が1週間から10日程度と短く、社会復帰が早いことなどが特長です。

当科の藤尾部長は大阪府下でも11名しかいない日本整形外科学会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医(2017年6月現在)であり、安心して手術を受けて頂くことができると考えております。内視鏡手術は現在藤尾、片山医師が行っています。

尚、病状によって内視鏡手術が難しい場合もありますので、詳しくは外来担当医にご相談下さい。

従来のヘルニアの傷(約10cm)

内視鏡で行った場合の傷(1.5~2cm)

狭窄症の場合もヘルニアと同じ傷で、ドーム状に全周除圧可能です。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアは基本的には保存的治療で治癒することが多いといわれています。ヘルニアの特徴的な症状は腰痛、下肢痛ですが初期の症状は腰痛だけのことも稀ではありません。軽度のヘルニアであれば、コルセット、消炎鎮痛剤で1-2週間で軽減しますが、それ以上長引く腰痛特に下肢痛を伴う場合はヘルニアが大きいか、ヘルニアが神経根を直撃している可能性があります。自分で程度を診るには椅子に座ったままで痛い方の下肢を膝を伸ばしたまま挙上すると痛みが増強するようならヘルニアの可能性が高いといえます。神経の圧迫が強いときは、足趾の力が入らない(スリッパが脱げやすい、つま先立ちできない)、残尿感がきつい、便秘になるといった膀胱直腸障害、性器、肛門付近の感覚が鈍いといった膀胱直腸障害出現することがあり、巨大ヘルニアが疑われその場合は早期の手術が必要になります。そういったことがなければ通常治療法は安静、消炎鎮痛剤が基本的な治療になります。教科書的にはヘルニアの保存的治療は約3ヶ月といわれます。しかし痛みが強い場合、現代社会では長期に仕事を休むことは困難であり、そういった場合に当科では硬膜外ブロック外来を設けています。それでも改善しない場合には当院では2006年より脊椎内視鏡下ヘルニア摘出手術を行っており、良好な成績を残しています。脊椎内視鏡手術は直径16mmの円筒リトラクターを手術部位に挿入し、その中で手術操作を行いヘルニアを摘出することで組織の障害を最小限に抑えます。手術創が小さい(2cm程度)ことに加え、術中・術後の出血が少ないこと、術後の痛みが少なく術後早期から離床が開始できるため入院期間が1週間から10日程度と短く、社会復帰が早いことなどが特長です。また、巨大なヘルニア、外側ヘルニア、脊柱管狭窄症に対してもナビゲーションを用いて安全に内視鏡手術を行っています。

最小侵襲脊椎固定術を行っています。

内視鏡手術のノウハウを生かし、当院では2008年より最小侵襲脊椎固定術Mist(Minimally Invasive Spinal Stabilization)を行っています。

従来の脊椎固定術は手術の傷が大きく、腰背部の筋肉を背骨から剥がして手術を行っていました。そのため術中・術後の出血が多く、術後の痛みも強いため患者様は手術による苦痛をある程度避けられませんでした。

当院で行っている最小侵襲脊椎固定術は脊椎の1椎間の固定の場合、まず左右のどちらかに4~5cm程度皮膚を切開し、直径26mmの筒を挿入してその中で骨や椎間板の操作を行います。さらにこの傷から脊椎にスクリューを2本挿入します。左右の反対側では長さ2cm程度の小さな傷を2箇所作り、ここから組織を大きく損傷することなく脊椎にスクリューを挿入し、これらにより脊椎固定を行います。

この方法により手術による出血が大幅に減少し、手術後の痛みも軽減されるため患者様の満足度は大幅に改善しています。また、現在では従来法に比べ手術時間も短縮されています。

立位で機能撮影 L4/5の辷りが強い

手術は経皮的にスクリューを挿入し、除圧側は26mmの筒を挿入して除圧、人工椎間板挿入を行います。

傷はスクリューを刺入する傷1cmが縦に2カ所、除圧とスクリューを挿入する側が約2cmです。

チタン製のスクリュー、ロッド、及び人工椎間板です。(患者さんによってはPEEK素材を使うこともあります。)

最近ではXLIF / OLIFといってMistの手術の中でも後方の筋肉、椎弓に手術侵襲を加えない方法を採用しています。欧米では約10年前より導入されていますが、日本では2013年より承認され、現在のところ限られた医師、施設でのみ行われています。当院では2013年より導入しすでに多くの手術実績があります。手術は胸腰部側方に約4cmの小切開を加えます。専用の神経モニターシステムを用い神経をよけながら背骨、椎間板に到達し人工骨を挿入します。この手術により少ない出血量で背骨のずれや曲がりを矯正することができます。この手術の特徴は腰の神経の圧迫に対し直接背骨を削って取り除くのではなく、背骨の変形を矯正することにより間接的に神経の圧迫を軽減できるという点です。対象となる疾患は腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、再発椎間板ヘルニア、腰椎変性側彎症、腰椎後彎症などです。原則、手術翌日よりコルセットを着けて痛みに応じ、起立、歩行が可能です。ただし患者様の状態や背骨周辺の神経、血管の走行などによりこの術式が選択できない場合もありますので十分、術前に評価させていただきます。

お腹の横から小切開(約3−4cm)で行います。

同時または2期的に後方からスクリュー固定(大半は経皮的)し、矯正固定を確実とします。

脊椎ナビゲーションシステムを導入しており、より安全・確実な手術を行うことができます。

当院では2007年に脊椎ナビゲーションシステムを導入し、脊椎手術の安全性と信頼性を高めています。脊椎ナビゲーションシステムによりあらかじめ患者様の脊椎の情報をコンピューター内に取り込み、コンピューター支援の下に実際の患者様の体と照らし合わせて手術操作を行うことができます。

特にスクリューなどで脊椎を固定する手術や、正確に骨を削る必要がある手術などでは威力を発揮します。 2013年からは0-armといって術中にCT撮影を行うことで、術中の体位での正確な位置が確認できるため、より正確なナビゲーションが出来ます。これはすべての脊椎固定、除圧に有効ですが、特に頸椎においては確実性、安全性という面で強力なツールになります。

精度は1mm以内で安全にスクリュー挿入が可能です。

OLIFも正確に人工椎間板が挿入できます。

術中脊髄モニタリング

特に頸椎、胸椎の手術や前述したXLIFの手術などでは手術中に脊髄に電気信号を通し、脊髄の機能をモニターしながら手術を行っています。これにより、より安全に手術を遂行することができます。

モニター装置

その他

胸腰椎圧迫骨折後の偽関節や脊髄麻痺に対し、インプラントによる脊椎固定を伴う椎体形成術を行っています。

また、頚椎疾患に対しては前方固定術、後方椎弓形成術などの一般的な手術の他にもナビゲーションを使用してインプラントによる後方固定術などを行っています。また、平成23年1月から経皮的椎体形成術(BKP)(バルーンで椎体を膨らませてセメント注入する方法)を行っており、現在患者さんは100人を超えており満足されています。

以上の最先端の脊椎治療は藤尾、吉田、片山医師が行っています。

診療時間のご案内

総合受付(診療のご予約)06-6458-5821

●外来受付時間診療日程

初診 平日 8:30〜11:30
8:30〜11:00
再診 平日 8:00〜
8:00〜

*再診の患者さまは予約時間までに受付して下さい。
*診察予約時間の変更は平日15:00~17:00の間にご連絡下さい。