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卒後臨床研修プログラム

麻酔科シニアレジデント

診療実績

1)手術麻酔(手術室は外来手術用1室を含む8室)
  • 外科、呼吸器外科、整形外科、形成外科、泌尿器科、婦人科、耳鼻咽喉科、眼科、脳神経外科、心臓外科の10科が手術を行っています。2022年度全身麻酔件数は1746症例でCOVID-19の影響がなかった2019年度からはまだ10%程度少なかったです。

硬膜外穿刺
  • 麻酔方法は吸入麻酔 (セボフレン、デスフルレン)が中心ですが婦人科手術やMEPをモニタリングする脊椎外科、PONVの可能性が高い患者さまなどはTIVAで行います。

脊椎固定術でMEPモニタリング中
  • 2016年4月から心臓外科手術が始まりました。初年度は人工心肺を用いた大血管・開心術は46例でしたが2022年度は87例まで増加しました。

人工心肺後の心機能を経食エコーで評価中
  • 中心静脈カテーテル留置は全例エコーガイド下で行っています。内頚静脈穿刺が基本ですが頚部からアプローチできない症例は鎖骨下静脈(腋下静脈)穿刺を行います。

エコーガイド下中心静脈穿刺
  • 形成外科の足趾移植患者の坐骨神経ブロック用カテーテル留置や硬膜外カテーテルを留置しない開腹症例の腹横筋膜面ブロックなどエコーガイド下での神経ブロックも積極的に行っています。

(左)TAPブロック  (右)坐骨神経ブロック用カテーテル留置

  • 月、木に麻酔科外来で約20名程度の術前診察を行っています。

術前診察の様子   

2)2022年ペインクリニック外来統計
(年間診療日数:火、金の週2回で計100日 )
受診患者数
(例)
初診患者 31
男性 13
女性 18
再診患者 1,080
初診患者内訳
疾患名 (例)
三叉神経痛
他の頭・顔面痛
中枢痛
頚肩上肢痛(FNSS含む)
胸部痛
背部痛
腰下肢痛(FBSS含む) 11
腹部痛
会陰部痛
帯状疱疹関連痛
がん性痛
線維筋痛症・リウマチ性疾患・膠原病
CRPS
幻肢痛・断端痛
手術後遷延痛(FNSSやFBSSを除く)
末梢神経障害・損傷/脊髄損傷 2/0
突発性難聴
その他
処置内容
処置 (例)
星状神経節ブロック 41
胸/腰部硬膜外ブロック
仙骨部硬膜外ブロック 13
浅頚神経叢ブロック 14
後頭神経ブロック 24
腕神経叢ブロック 15
肩甲上神経ブロック 14
肩甲背神経ブロック 176
肩関節注射
正中神経ブロック 18
尺骨神経ブロック(肘部管ブロック)
肋間神経ブロック
腸骨下腹/鼠径神経ブロック
仙腸関節枝ブロック 76
坐骨神経ブロック
外側大腿皮神経ブロック 14
静脈内局所ブロック 24
筋膜面ブロック
(脊柱起立筋、肩甲挙筋など)
335
他の神経ブロック・関節注射
腱鞘内注射 14
脊髄電気刺激装置トライアル/植込み
(植込み→管理継続中:3例)
イオントフォレーシス 31
薬剤点滴
光線療法(キセノン光、スーパーライザー) 509
ドラッグチャレンジテスト
診察・処方のみ 462
多くの処置は超音波ガイド下実施

3)集中治療(6床ICU)

心臓外科、外科(食道がん)、呼吸器外科、脳外科など術後患者と院内発症の重症患者、救急患者が入室します。麻酔科スタッフは集中治療業務に関与していませんが麻酔科専攻医は希望があればICUで研修を行うことが可能です。


集中治療室での人工呼吸管理