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医療関係者さまへ

主な診療実績

糖尿病に代表される生活習慣病

年度 外来通院(人) 入院(人) 初診(人) 他施設からの紹介(人)※
平成22年 23,396 647 345 353
平成23年 25,136 659 312 228
平成24年 26,976 588 305 200
平成25年 29,882 578 445 320
平成26年 30,397 586 521 388
平成27年 28,405 564 705 561
平成28年 30,111 531 549 456
平成29年 31,175 567 557 449
平成30年 32,427 494 618 504
2019年 32,736 507 587 508
2020年 30,778 401 486 411

 ※初診

 

内分泌疾患

名称 実績(年間)
甲状腺疾患 外来 約948人/年間(疑い含む)
入院 約3人/年間
副腎疾患 入院 約32人(疑い含む)
脳下垂体疾患 外来 約177人/年間(疑い含む)
入院 約8人
神経内分泌腫瘍 入院 約4人
骨粗鬆症 外来 約194人

代謝・栄養障害

名称 実績(年間)
外来 約 9,407件/年間
入院 約 1,949件/年間
(内NST対象 約4,287件/年間)
肥満症 入院 5人/年間

甲状腺ラジオアイソトープ治療件数

実績(件)
平成26年 20
平成27年 23
平成28年 29
平成29年 30
平成30年 31
2019年 69(甲状腺癌26)
2020年 39(甲状腺癌19)

診療内容

本邦の糖尿病治療は、定期的な受診で血糖値をきちんとコントロールしている人と、受診せずに放置して合併症が進行している人の二極化が進んでおり、後者をいかに受診させて、合併症の進行を抑えるかが大きな課題になっています。糖尿病治療の継続率が低い理由として、自覚症状がほとんどない点に加え、患者さんに対する啓発や教育が十分でないことが挙げられます。日本の保険診療では、患者教育に点数がつかないため、かかりつけ医が十分な指導に時間がとれないのが現状です。その結果、薬をもらい、血糖値が下がったら、もう治癒したと勘違いして、通院しなくなってしまうこともあり、患者さんが糖尿病の本質を理解していないことがこうした事態を招いています。患者教育や合併症を発症した患者さんの評価や治療方針の決定を糖尿病診療の専門施設が行い、日常診療をかかりつけの先生にお願いするという、病診連携を促進していくことが大切です。

当センターでは、大阪市西部ブロックの6つの区医師会による糖尿病地域連携パスに参加し、かかりつけ医の後方支援を行っています。ご紹介いただいた患者さんに対 して、①糖尿病チームによる糖尿病教育、特に初期教育、②個々の病態に適した治療方針の決定、③ホスピタルベースの合併症精査を行うと共に、④栄養指導や フットケアを含め定期的な治療方針のコンサルテーションを提供します。毎月の診察、HbA1cなどの検査、インスリンを含めた糖尿病薬の処方は、原則、か かりつけ医で行っていただいています。大阪市西部ブロック以外からのご紹介に対しても、柔軟に対応いたします。

当センターでは、医師11名、糖尿病療養指導士21名がチームとなり、患者さんの社会的・経済的状況も考慮し、週末2泊3日入院をはじめ、入院期間や治療内容に 対して臨機応変に対応しています。糖尿病患者さんそれぞれに適したテーラーメイド医療を目指し、糖尿病患者さんが、糖尿病の本質を正しく理解し、食事や運 動に気を配り、病態に応じた糖尿病治療薬を用いながら、糖尿病の療養を続けることを支援します。

  1. 体系的な糖尿病の初期教育
  2. 糖尿病患者さんの病態に応じた治療法方針の決定
  3. 継続可能な食事療法、運動療法の指導
  4. インスリンやSMBGの手技指導
  5. 細小血管障害、大血管障害に関する定期的な精査

当センターでは、糖尿病に加え、様々な疾患に伴う代謝・栄養障害、甲状腺や副甲状腺、副腎、下垂体などのホルモン異常による内分泌疾患の診療も行っています。