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医療関係者さまへ

当科の診療について

呼吸器外科と綿密な連携をとりながら、肺癌、呼吸器感染症、慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、間質性肺炎など広範囲にわたる呼吸器疾患の診療を担当しています。
肺癌については、常時呼吸器外科、腫瘍内科との症例検討を行っており、手術可能例については呼吸器外科に転科して手術を行っています。進行肺癌に対しては腫瘍内科と連携し化学療法、放射線療法、支持療法を行い、緩和医療にも留意した診療を心がけています。また、化学療法導入後は外来化学療法を積極的に行っています。
呼吸器感染症は、通常の肺炎・気管支炎に加えレジオネラ肺炎やニューモシスティス肺炎などの特殊な肺炎や種々の肺真菌症、非結核性抗酸菌症などの診療も行っています。肺結核症については、当院には結核病床がなく、入院を要する場合には他の結核病床を有する病院にご紹介することになります。
気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患については、ガイドラインに準拠し吸入療法を中心とした治療を行って、症状悪化による救急受診や入院を減らし、安定した日常生活を送れるよう治療しています。慢性閉塞性肺疾患や肺癌の原因となる喫煙に対しては禁煙治療を行っており、週1回の「禁煙外来」を開設しています。
種々の間質性肺炎については、高分解能CT、気管支鏡検査、胸腔鏡下肺生検などで診断を確定し、必要に応じて抗線維化薬、ステロイド、免疫抑制などによる治療を行います。

主な疾患

  • 呼吸器感染症(肺炎、肺真菌症、非結核性抗酸菌症など)
  • 肺腫瘍(肺癌、胸膜中皮腫など)
  • 慢性閉塞性肺疾患
  • 気管支喘息
  • びまん性肺疾患(特発性間質性肺炎、サルコイドーシス、好酸球性肺炎など)
  • 胸膜疾患(種々の原因による胸膜炎、気胸など)

主な診療実績(2019年)

名称 件数
肺炎の入院 128
間質性肺炎の入院 99
気管支鏡検査 173

施設認定

  • 日本内科学会認定医制度教育病院
  • 日本呼吸器学会認定施設