放射性ヨード(131I)カプセルによる甲状腺機能亢進症の治療

はじめに

甲状腺機能亢進症状で特に多いとさせるバセドウ病に対する治療法として抗甲状腺剤療法や外科的手術と共に放射性ヨード治療は広く行われています。簡便、安全、経済的かつ効果的な治療方法です。その他甲状腺機能性結節に対する治療としても行われています。

なお、適応に関しては当院の糖尿病・栄養・内分泌内科で診察を受けていただき判断させていただきます。

治療の実際

前処置として抗甲状腺剤治療中の方は事前に投薬中止していただきます。またヨード制限も1週間前から始めていただきます。通常、医療被ばくの少ない123Iカプセルを使用した甲状腺ヨード摂取率検査と甲状腺シンチグラフィを実施し、適正投与量を決定した後に放射性ヨード(131I)カプセルを投与させていただきます。

治療後の抗甲状腺剤の再開、ヨード制限の解除は当院の糖尿病・栄養・内分泌内科で診察を受けていただき説明させていただきます。


放射性ヨードカプセル

治療のお問い合わせ

関西電力病院 糖尿病・栄養・内分泌内科
放射線科 RI室