令和7年度 関西電力病院 病院指標

年齢階級別退院患者数

ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 12 84 306 343 593 1268 1775 2436 1717 298
当院では、糖尿病を中心とする生活習慣病と脳・心血管障害治療、がん、機能再生医療、救急医療を重点項目に掲げ、「地域の皆様に開放された病院」として、質の高い医療を幅の広い年齢層の患者様に提供を行っております。
全体的に見ると、特に当院は小児科・産科を標榜していない影響もあるかと考えますが、60才以上の患者様が全体の約70%を占めております。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

ファイルをダウンロード
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 64 7.4 7.1 0% 58.6
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 57 5.5 4.6 1.75% 71.8
06007xxx9909xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - 9あり 37 2.0 3.1 0% 65.4
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 24 1.7 6.2 0% 58.5
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 23 5.4 5.4 0% 40.1

 外科は消化器外科と乳腺外科で構成しています。消化器外科で扱っている疾患は、食道がん、胃がん、大腸がん、乳癌、膵臓がん、肝臓がん、神経内分泌腫瘍など悪性腫瘍や胆嚢結石症、急性虫垂炎、鼠径ヘルニア(脱腸)、痔核・痔瘻などです。 消化器悪性腫瘍の治療に関しては消化器内科・腫瘍内科・放射線科などとともに消化器センターとして診療・治療にあたっており、消化器センターないで看護部・栄養科・薬剤部とともに定期的な多職種カンファレンスを行い集学的な治療を提供しています。また、希少疾患である神経内分泌腫瘍に関しては腫瘍内科・消化器内科・放射線診断科・放射線治療科などともに神経内分泌腫瘍センターとして専門的診療にあったており、全国でも有数の患者数の診療を行っています。乳腺外科にかんしては形成外科と協力して積極的に乳房再建術を行ったり、腫瘍内科や遺伝外来と連携するなど専門的な治療の提供を行っています。
 疾患別では胆嚢結石症や急性胆嚢炎、鼠径ヘルニア、急性虫垂炎での入院がここ数年多い傾向が続いています。腹腔鏡手術やロボット支援下手術など低侵襲な治療の提供に努めており、低侵襲手術の割合が増えたために2023年より平均在院日数が短くなっています。神経内分泌腫瘍に対する新たな放射線内用療法を2021年より導入しており、治療症例が増えたため膵臓の腫瘍(手術なし)の症例数が2番目に多くなりました。

整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 35 26.1 24.8 40.0% 76.3
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 25 13.7 13.9 8.0% 65.0
070160xx97xxxx 上肢末梢神経麻痺 その他の手術あり 20 5.4 5.6 0% 64.5
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 20 29.1 21.2 0% 74.5
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 20 18.9 19.0 65.0% 80.4

整形外科では、脊椎外科、手外科、関節外科を中心に入院手術や外来手術を行っています。予定手術では、概ね在院日数は1ヶ月以内となっています。上肢の骨折は入院期間が短いのですが、大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭挿入術例では、転院により入院期間を1ヶ月以内に抑えています。

形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070520xx97xxxx リンパ節、リンパ管の疾患 手術あり 34 4.8 7.7 0% 63.0
160640xx01xxxx 外傷性切断 切断四肢再接合術等 25 11.7 16.9 0% 50.4
130030xx97x00x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 21 3.0 7.6 0% 67.1
160640xx97xxxx 外傷性切断 その他の手術あり 13 14.5 9.5 0% 48.5
160660xxxx000x 皮下軟部損傷・挫滅損傷、開放創 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 12 7.0 8.2 0% 42.1

当診療科は主として、体表面とそれに近い組織、器官の先天異常、外傷、腫瘍などによる障害に対し、これを形態的のみならず、機能的にも可及的正常に
再建することを目的としています。特に近年は、 マイクロサージャリーの技術が発達し、従来の外科の概念を変えるような手術が可能となってきています。
皮膚腫瘍切除や眼瞼下垂症手術と言った一般形成外科手術の他に、 顕微鏡下に血管や神経をつなぐマイクロサージャリーを用いた切断指肢の再接着や、欠損指の再建手術、手指の腱縫合などの手外科手術を多く手がけていることが、当診療科の治療の特色です。

脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 38 8.8 9.6 5.26% 70.5
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 20 9.9 7.8 15.0% 62.9
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 - 2あり 定義副傷病なし 18 11.3 16.6 0% 64.4
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし 16 20.3 16.5 18.75% 70.4
010030xx991xxx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり 15 2.1 2.8 0% 62.4

当診療科では主に脳血管の障害、脳の外傷、脳腫瘍、水頭症の患者様を対象に診療しています。
一般的に脳梗塞(血行障害による脳損傷)や脳の外傷(怪我による脳損傷)の罹患率が高く、当院においてもこれらの患者様が多くなっています。
緊急入院を必要とする患者様が多く 、いつでも速やかに対応できる体制を整えています。
脳保護や血行改善のための薬剤治療を行うほか、必要に応じて手術による治療を行っています。脳損傷に伴う機能障害を有する患者様が多く、早期から
リハビリテーションを併用しています。長期間のリハビリテーションが必要な場合は、回復期施設へ転院した上でリハビリテーションを継続していただきます。

呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx02x0xx 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 手術・処置等2なし 39 13.4 9.7 0% 69.6
040030xx97xxxx 呼吸器系の良性腫瘍 手術あり - - - - -
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし - - - - -
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - - - -
040190xx97xxxx 胸水、胸膜の疾患(その他) 手術あり - - - - -

当診療科において、一番多く治療にあたっている疾病は肺悪性腫瘍で、その大半は原発性肺癌ですが、一部転移性肺腫瘍も含みます。
それ以外に縦隔腫瘍や自然気胸、肺良性腫瘍など幅広く胸部疾患全般の治療を行っています。

心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - 1あり 18 15.5 20.7 0% 69.7
050080xx0111xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 - 1あり 手術・処置等2 - 1あり - - - - -
050050xx0101xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - 1あり - - - - -
050161xx01x1xx 大動脈解離 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等2 - 1あり - - - - -
050170xx97000x 閉塞性動脈疾患 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - - - -

狭心症,心筋梗塞にに対して冠動脈バイパス術を施行しています。特に透析患者、糖尿病患者に対するCABGの有用性は報告されており、両側内胸動脈を使用した多枝バイパスを積極的に行っております。また内視鏡を用いた小切開によるMICS-CABGも施行しています。心臓弁膜症に関しては高齢者の大動脈弁狭窄症に対する弁置換術をはじめ、大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁閉鎖不全症には積極的に自己弁を温存した弁形成術を施行しています。単弁手術においては内視鏡を用いた小切開によるMICSをすべての症例で第一選択としています。腹部大動脈瘤に加え胸部大動脈瘤治療も外科手術だけてなく症例に応じてステントグラフトによる治療も行っています。また手術とステントグラフトを組み合わせたハイブリッド手術を行っています。

眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 重症度等片眼 191 1.7 2.5 0% 74.7
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 重症度等両眼 79 4.0 4.2 0% 75.1
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり 重症度等片眼 29 3.8 4.4 0% 71.7
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり 重症度等片眼 12 6.8 7.4 0% 57.8
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 11 5.2 5.3 0% 68.8

当診療科は、眼科領域のあらゆる疾患に対して、最新の検査機器を用いた正確な診断に基づく適切な治療(薬物、レーザー、手術)を行っています。
主な診療内容(外来および入院)は、網膜硝子体疾患(網膜剥離、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、加齢黄斑変性、黄斑円孔、黄斑上膜)の
診断と治療、緑内障の診断と治療、白内障の手術治療です。

耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030440xx01xxxx 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術等 109 5.2 6.0 0% 49.8
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 48 7.1 5.7 0% 52.2
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 21 6.8 6.6 0% 62.2
030240xx01xx0x 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 扁桃周囲膿瘍切開術等 定義副傷病なし 21 5.7 7.5 4.75% 36.0
030475xxxxxxxx 耳硬化症 21 6.1 6.2 0% 46.9

手術が必要な中耳炎に対して積極的に鼓室形成術を行っていますが、重症度に応じて一期的手術、あるいは段階手術を適宜選択し行っています。一般的な顕微鏡手術に加え、低侵襲な内視鏡手術も行っています。他施設で手術を受けた後の、中耳炎再発例も多く治療しているため、入院期間はやや長めの傾向にあります。
耳硬化症に対するアブミ骨手術は、繊細で高度な技術が必要です。当院は近畿圏でも有数の手術件数を誇ります。また、通常の外科治療では聴力の改善が得られない高度感音性難聴の場合には、人工内耳による治療も実施しています。
内服治療効果が不十分な慢性副鼻腔炎例は、内視鏡およびナビゲーションを併用した副鼻腔手術を行っており、必要に応じて鼻中隔矯正術や翼突管神経切除術なども同時に行っています。
頭頚部の腫瘍に対しては、形成外科と共同で再建を行う大掛かりなものから、抗がん剤と放射線治療だけで治癒を目指す症例など幅広く対応しています。
また、抗がん剤の動脈内注入療法にも、積極的に取り組んでいます。
重症の突発性難聴に対しては入院でステロイド点滴を行っており、また糖尿病などの併存症がある場合に該当科と連携して積極的に治療を行っています。

脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 174 2.0 2.0 0% 57.8
010300xxxxxxxx 睡眠障害 44 2.1 4.3 0% 32.9
010160xx99x10x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2 - 1あり 定義副傷病なし 28 12.9 19.0 7.14% 75.7
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 - 2あり 定義副傷病なし 27 14.3 16.6 7.41% 75.7
010160xx99x00x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 21 15.3 17.2 9.52% 77.2

昨年に比して睡眠時無呼吸,睡眠障害は大幅に増加した。変性疾患や脳梗塞の入院も若干増加した。

泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 116 2.2 2.5 0% 69.3
110080xx03xxxx 前立腺の悪性腫瘍 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 91 2.2 2.6 0% 70.5
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 33 6.3 6.8 3.03% 71.8
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 29 15.1 11.0 0% 68.8
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 28 5.2 5.2 0% 61.2

前立腺生検はMRI所見に基づいた経会陰テンプレート多部位生検を行い、癌を見逃さないようにしています。悪性度の低い前立腺癌では監視療法を選択します。
上部尿路結石はMOSESモードとフレキシブルアクセスシースを用いた高出力レーザーで破砕しています。

婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 32 6.0 5.9 0% 49.1
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 27 2.1 2.7 0% 45.4
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 24 6.9 6.0 4.17% 41.8
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 20 12.9 9.6 0% 60.2
12002xxx02xxxx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 18 2.0 2.9 0% 41.0

症例数の減少が続いている。平均在院日数は、全国平均と比べて悪性腫瘍に関するもののみやや長いが、他はよくコントロールされている。

呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 65 2.5 3.0 0% 69.1
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 27 16.7 16.1 18.52% 82.6
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 18 21.9 20.5 22.22% 82.4
040190xx99xxxx 胸水、胸膜の疾患(その他) 手術なし 15 12.3 15.8 0% 68.7
040110xxxx10xx 間質性肺炎 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 15 16.2 101 0% 74.8

当診療科では多彩な呼吸器感染症を多く取り扱っています。
・肺癌は、クリニカルパスを用いた入院での気管支鏡検査などで診断し、進行肺癌に対する化学療法導入時などに腫瘍内科と連携しながら入院対応を行っています。
・間質性肺炎は、気管支鏡検査(気管支肺胞洗浄・経気管支肺生検)や外科的肺生検などで診断し、抗炎症薬や抗線維化薬の導入時、および急性増悪時に入院を行っています。
・高齢化社会を反映して誤嚥性肺炎の入院対応も少なくはありません。リハビリや環境調整などで後方支援が必要な際には慢性期病院/施設へ転院していただいています。

循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1/2あり 手術・処置等2なし 135 3.6 4.1 0% 69.7
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 - 1あり 手術・処置等2なし 128 3.0 3.1 0% 68.4
050070xx03x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 103 4.3 4.4 0% 65.9
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 - 2あり 手術・処置等2なし 48 3.3 3.3 2.08% 72.0
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 36 4.0 5.1 0% 73.1

冠動脈疾患患者および下肢閉塞性動脈硬化症患者に対する検査・治療目的で入院される症例が大半をしめます。
冠動脈疾患患者は増加しています。一部を除いて、平均在院日数は全国平均よりも少なく、効率的な診療を行っていることが示されています。

糖尿病・内分泌代謝
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし 100 11.5 10.2 0% 65.6
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 80 14.0 13.6 0% 66.9
100180xx99000x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 27 11.5 12.8 0% 60.6
10006xxxxxx1xx 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 16 3.3 5.3 0% 52.2
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 10 9.0 12.5 0% 50.5

当診療科は糖尿病の検査・教育・治療入院や肥満症の減量入院、および内分泌疾患の検査・治療入院を主に実施しています。
特に糖尿病の教育・治療入院は充実しており、糖尿病治療の基盤である食事・運動療法に注力し、いずれの患者さんにも管理栄養士や理学療法士などが加わったチーム医療で個別化した治療を行っているほか、より高度で専門的な知識・技術が求められるインスリン治療やインクレチン治療、インスリンポンプなど、最新の医学的知見に基づいた治療も導入しています。一方で急性疾患にも積極的に対応しており、糖尿病性ケトアシドーシスや感染症、低血糖昏睡などのほか、内分泌疾患のクリーゼなども加療しています。
糖尿病診療においては、教育からインスリンやインクレチン注射実施例まで幅広い診療を行っており、インスリン注射なしの2型糖尿病症例が最も多く、注射療法を実施している2型糖尿病症例が次いで多くなっています。入院期間は2024年度は従来よりやや延長し全国平均より長くなっていますが、複雑性が増加したのが一因と考えています。
糖尿病ケトアシドーシス症例や1型糖尿病症例も引き続き多く、特にケトアシドーシスは近年増加傾向で、COVID19パンデミック以後本来であればもっと早期に医療介入されるべきであった例や、ライフスタイル変化や薬物治療の継続に何らかの支障が生じやすくなったりしたことで、その影響を受けやすい1型糖尿病患者やインスリン療法中の患者、必要な治療を開始していなかった患者などの状態が悪化したことが理由と考えられています。
 しかしながら、より多くの合併症や併存症が存在する症例の増加、急性疾患の治療増加など、病態が複雑化して入院期間を延長する要素は多い中で、多職種のチーム医療によって、最適な治療法を探索し決定することで、ほぼいずれの疾患群においても全国平均と同等の入院期間を達成しています。また糖尿病以外においても、下垂体、副腎、甲状腺などの内分泌疾患の特に急性の変化に対応したり、迅速に診断をつける必要のある症例については検査を積極的に実施して診断・治療を行っております。

腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 51 8.8 11.0 1.96% 71.0
110280xx991xxx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 38 5.3 5.9 0% 60.5
110280xx9902xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - 2あり 32 13.7 7.8 0% 66.7
110280xx01x0xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術等 手術・処置等2なし 12 7.0 6.9 16.67% 69.8
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2なし 10 28.4 19.8 4.0% 72.3

当診療科では、慢性腎不全の教育入院や、腎炎・ネフローゼ症候群の腎生検・治療目的入院が主体と なっております。
また、血液透析のみならず腹膜透析も積極的に行っております。
さらに、バスキュラーアクセストラブルにも迅速に対応しており、内シャントの手術やVAIVTも盛んに行っています。

血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99xBxx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 - Bあり 104 15.3 11.5 0% 76.3
130030xx99xCxx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 - Cあり 89 4.5 9.8 0% 67.9
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等2 - 5あり 75 13.2 14.0 13.33% 77.6
130010xx97x9xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等2 - 9あり 74 25.3 32.9 2.7% 77.5
130010xx99x9xx 急性白血病 手術なし 手術・処置等2 - 9あり 61 11.1 11.9 1.64% 79.1

血液内科では、血液悪性疾患が占める割合が多く、化学療法(抗がん剤治療)を多く行っています。以前は非ホジキンリンパ腫が全体のおよそ7~8割を占めいましたが、現在は急性骨髄性白血病+骨髄異形成症候群と非ホジキンリンパ腫が同じくらいの割合でそれぞれ4割程度となっています。急性骨髄性白血病+骨髄異形成症候群が増加した背景には高齢者でも行うことのできる白血病の治療(アザシチジン+ベネトクラクス)が保険適応となったことによる治療対象患者の増加があげられます。悪性リンパ腫の中のB細胞性リンパ腫に対して、従来のR-CHOP療法で治療する症例は少なく、新規の抗CD20抗体薬であるオビヌツズマブやCD79b抗体とMMAEの抗体薬物複合体であるポラツズマブベドチンを含む治療を行う症例のほうが多くなっております。またそれら新規薬剤を使用した場合入院期間の短縮が得られ非ホジキンリンパ腫のための治療のための入院の平均在院日数が短期間になっております。急性骨髄性白血病の治療時は輸血をする頻度が多く リンパ腫の治療で輸血が必要になる患者さまは半分以下となっています。また多発性骨髄腫は急性骨髄性白血病+骨髄異形成症候群とリンパ腫についで多い血液悪性疾患となっています

消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 323 2.4 2.6 0% 68.4
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 62 11.7 8.8 1.61% 77.9
060100xx99xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 手術なし 59 1.8 2.9 0% 69.6
060050xx04xxxx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として)等 38 10.1 7.2 0% 76.0
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 36 11.3 7.4 0% 73.9

当診療科では消化管・肝胆膵疾患に対し幅広く対応を行っています。
特に消化管の悪性腫瘍に対する内視鏡治療、肝悪性疾患に対するラジオ(マイクロ波)波焼灼術、胆道疾患に対する内視鏡治療、進行癌に対する化学療法に力を入れております。
小腸大腸の良性腫瘍の大部分が大腸腺腫であり、10mm未満のポリープは外来切除、それ以上の大きなポリープは入院切除(多くは1泊2日)しています。
結腸の悪性腫瘍(手術なし)は早期の大腸・直腸癌であり、内視鏡的粘膜切除術や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)にて治療を行い、切除病変の大きさにより1週間以内の入院となります。
肝・肝内胆管の悪性腫瘍のほとんどが肝細胞癌と一部転移性肝癌です。EOB-MRIで早期に発見し、virtual sonographyを用いた経皮的なラジオ波焼灼療法にて局所根治に努め、できるだけ短期入院になるよう努めております。ただ十分な治療域を確保するため、2セッションの治療することも多く、そのため入院期間やや長めになっています。
総胆管結石やそれに伴う胆管炎に対する内視鏡的胆道ドレナージは緊急を要することも多く、24時間体制で対応しています。ただ高齢者が多くやや長めの入院期間となっています。
胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術は早期胃癌に対するESDまたは十二指腸腫瘍に対するハイブリッドESDであり、食道の悪性腫瘍(頸部を含む) 内視鏡的食道粘膜切除もほとんどが早期食道癌に対するESDです。

リウマチ・膠原病内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070560xxxxx00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 24 17.1 14.4 8.33% 72.8
070470xx99x0xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等2なし 20 17.0 14.9 5.0% 75.2
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 10 13.2 16.1 0% 80.0
070560xxxxx01x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術・処置等2なし 定義副傷病あり 10 25.2 22.6 0% 58.4
040110xxxx00xx 間質性肺炎 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - - - -

当診療科では、関節リウマチや膠原病などの自己免疫性疾患全般にわたり診療を行っております。関節リウマチについては、早期の診断、寛解導入を図ることにより、全国平均よりも短い入院期間での退院を実現しています。また、膠原病疾患についても、早期診断、早期治療介入を図ることにより、全国平均よりも短い入院期間での退院となっている。その他には、自己炎症性疾患やいわゆる不明熱といった診断が確定していない症例においても診療を行っている。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 42 - - - - 11 1 8
大腸癌 20 20 19 - - 26 2 9
乳癌 27 19 - - - - 1 8
肺癌 35 - 16 37 - 34 1 8
肝癌 - - - - - 43 2 8
胃癌・肺癌はいずれも比較的早期の患者様もおられますが、再発・進行癌の患者様も目立ちます。
「不明」とあるのは入院時には病期が不明であった患者様で、その後の検査等で病期が判明致します。
なおDPCのコーディングでは転移性の進行癌患者様が転移部位でコーディングされることが多く、Ⅳ期癌の正確な数字を表記するためにデータの見直しを行っております。
抗がん薬治療を外来通院で行うことが多くなっており、延べ人数が以前よりも減少しています。
当院は400床の病院ですが、大腸癌・肺癌はそれぞれ年間100名以上の患者さまが受診されております。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 21 10.5 61.5
中等症 48 13.7 79.4
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
重症度が上がるにつれ平均年齢が上がっています。患者数が最も多いのは中等症です。リハビリや環境調整、後方支援などの対応など複数の因子の影響か、中等症の平均在院日数が多いです。

脳梗塞の患者数等

ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 125 44.6 71.1 11.33%
その他 25 37.6 70.7 1.33%
脳梗塞は脳血管が閉塞し脳の一部が損傷する疾患です。当院では脳神経内科と脳神経外科が協力して脳梗塞の治療に当たっています。90%の患者様が発症3日以内の急性期に入院されており、発症早期から治療を受けておられます。治療は主に抗血栓薬や脳保護薬による薬剤治療を行いますが、必要に応じて血栓溶解治療や血栓回収治療、血行再建手術といった高度な専門性を必要とする治療を行います。ほとんどの患者様で運動障害や言語障害といった脳損傷に伴う機能障害が見られます。入院早期からリハビリテーションを行いますが、長期間のリハビリテーションを必要とする場合には、当院回復期リハビリテーション科と連携して継続的にリハビリテーションを受けていただきます。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 82 1.2 6.2 3.37% 60.3
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 42 1.2 2.8 0% 70.1
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 28 0.1 1.9 2.86% 64.5
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 24 0.4 4.0 0% 41.2
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 21 1.5 3.6 0% 64.6

DPC群別に手術患者数の多い術式について、上位4番までは2023年と同じでした。引き続き入院期間の短縮に努めており、術前後の平均入院期間は2023年の水準を維持してました。手術数全体の約75%を全身麻酔で行っています。結腸癌・直腸癌に関しては手術の90%以上を低侵襲手術で行っており、腹腔鏡結腸悪性腫瘍手術の症例数が増えました。

整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(上腕) 64 2.1 14.3 14.58% 67.6
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨骨折観血的手術(下腿) 53 1.6 14.2 1.82% 55.0
K0821 人工関節置換術(股) 38 1.2 26.8 2.17% 72.3
K0463 骨折観血的手術(膝蓋骨) 28 1.4 9.2 0% 53.9
K0484 骨内異物(挿入物を含む)除去術(膝蓋骨) 20 0.9 2.2 0% 50.8

外傷に対する手術多く、人工関節手術が続きます。外傷の場合も、ほとんど入院後1~2日で手術を行えています。しかし、合併症などで術前入院期間が延びてしまう症例があり、特に大腿骨頸部骨折ではしばしば見られます。2023年度は、内視鏡下椎間板摘出術の症例が増加しました。

脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 28 1.7 11.0 6.9% 76.9
K1781 脳血管内手術 1箇所 11 2.0 22.5 8.33% 60.3
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) - - - - -
K178-4 経皮的脳血栓回収術 - - - - -
K1782 脳血管内手術(2箇所以上) - - - - -

当診療科では主に脳血管の障害、脳の外傷、脳腫瘍、水頭症の患者様を対象に診療しています。
一般的に脳梗塞(血行障害による脳損傷)や脳の外傷(怪我による脳損傷)の罹患率が高く、当院においてもこれらの患者様が多くなっています。
緊急入院を必要とする患者様が多く 、いつでも速やかに対応できる体制を整えています。
脳保護や血行改善のための薬剤治療を行うほか、必要に応じて手術による治療を行っています。脳損傷に伴う機能障害を有する患者様が多く、早期から
リハビリテーションを併用しています。長期間のリハビリテーションが必要な場合は、回復期施設へ転院した上でリハビリテーションを継続していただきます。

呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 20 1.8 11.6 0% 66.0
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 16 1.8 9.4 0% 72.7
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) - - - - -
K5132 胸腔鏡下肺切除術 部分切除 - - - - -
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) - - - - -

当診療科では胸腔鏡下手術を基本術式としており、肺癌手術の80-90%は完全鏡視下に行っています。切除範囲は肺葉切除が基本ですが、高齢者やハイリスク症例の1cm以下の小型肺癌ならびにスリガラス様陰影を呈する早期肺癌では縮小手術(低侵襲手術)も行っています。また、自然気胸などに対する胸腔鏡下肺嚢胞手術に加え、胸腺腫などの縦隔腫瘍も胸腔鏡下での切除を積極的に行っています。

心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術 2吻合以上のもの 10 4.3 13.4 0% 65.2
K5551 弁置換術 1弁のもの - - - - -
K5601イ 大動脈瘤切除術(上行)(弁置換術又は形成術) - - - - -
K5541 弁形成術(1弁) - - - - -
K5606 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(分枝血管の再建)) - - - - -

狭心症,心筋梗塞にに対して冠動脈バイパス術を施行しています。特に糖尿病患者にはCABGの有用性は報告されており、両側内胸動脈を使用した多枝バイパスを積極的に行っております。心臓弁膜症に関しては高齢者の大動脈弁狭窄症に対する弁置換術をはじめ、大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁閉鎖不全症には積極的に自己弁を温存した弁形成術を施行しています。不整脈治療に関しても積極的にMaze手術を行っています。また内視鏡を用いた小切開による低侵襲手術(MICS手術)も患者のニーズに合わせ大動脈弁、僧帽弁で施行しています。腹部大動脈瘤に加え胸部大動脈瘤治療も外科手術だけてなく症例に応じてステントグラフトによる治療も行っています。

眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 191 1.7 2.5 0% 74.7
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 79 4.0 4.2 0% 75.1
K2682イ 緑内障手術(流出路再建術)(眼内法) 29 3.8 4.4 0% 71.7
K2684 緑内障手術(緑内障治療用インプラント挿入術)(プレートなし) 12 6.8 7.4 0% 57.8
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) 11 5.2 5.3 0% 68.8

白内障手術は、上記の表に掲載された単独での水晶体再建術以外に、硝子体手術や緑内障手術との同時手術も多数行っています。
硝子体手術は、増殖性硝子体網膜症手術や硝子体切除術も行っています。緑内障手術は、流出路再建術や濾過手術(線維柱帯切除術)も行っています。また外来手術として、加齢黄斑変性・近視性脈絡膜新生血管・黄斑浮腫(糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症)に対する、抗血管新生薬硝子体注射を積極的に行っています。

耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3192 鼓室形成手術 耳小骨再建術 70 1.1 3.6 0% 54.1
K3191 鼓室形成手術 耳小骨温存術 50 1.0 2.7 0% 44.0
K344 経鼻腔的翼突管神経切除術 36 1.1 4.9 0% 48.3
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 20 0.1 4.5 0% 37.1
K320 アブミ骨摘出術 20 1.0 4.2 0% 48.6

手術が必要な中耳炎に対して積極的に鼓室形成術を行っていますが、重症度に応じて一期的手術、あるいは段階手術を適宜選択し行っています。
一般的な顕微鏡手術に加え、低侵襲な内視鏡手術も行っています。他施設で手術を受けた後の、中耳炎再発例も多く治療しているため、入院期間はやや長めの傾向にあります。
 耳硬化症に対するアブミ骨手術は、繊細で高度な技術が必要です。当院は近畿圏でも有数の手術件数を誇ります。また、通常の外科治療では聴力の改善が得られない高度感音性難聴の場合には、人工内耳による治療も実施しています。
内服治療効果が不十分な慢性副鼻腔炎例は、内視鏡およびナビゲーションを併用した副鼻腔手術を行っており、必要に応じて鼻中隔矯正術や翼突管神経切除術なども同時に行っています。

泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K007-2 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 91 0.1 1.0 0% 70.5
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 66 1.2 5.4 3.03% 74.0
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 35 0.8 9.4 2.13% 65.4
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 33 3.6 3.8 0% 64.9
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 29 1.2 13.0 0% 68.8

膀胱腫瘍の経尿道的手術、上部尿路結石に対する内視鏡手術を積極的に行っています。
前立腺癌放射線治療前のスペーサー・金マーカー留置は多くのご紹介をいただいております。

婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 34 0.9 4.9 2.86% 40.9
K872-33 子宮内膜ポリープ切除術(その他) 29 0.1 1.0 0% 45.5
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術(内視鏡手術用支援機器使用) 26 1.0 5.6 0% 52.0
K867 子宮頸部(腟部)切除術 18 0 1.0 0% 41.0
K879-2 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術(子宮頸がんに限る) 12 1.4 10.4 0% 58.8

症例数の減少が続いている。術後日数は子宮附属器悪性腫瘍手術は二桁であるが12.2日と十分短く、他の手術は非常に短かくコントロールされた。

循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 105 1.3 2.0 0% 70.6
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 90 1.2 2.7 0% 68.1
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 50 1.5 4.1 1.89% 75.1
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 28 1.8 1.5 0% 68.0
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術 その他のもの 22 0.1 7.7 4.00% 67.6

経皮的冠動脈ステント留置術が大幅に増加しました。術前術後の日数も短く効率的なのが特徴です。

腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回 51 1.1 2.8 0% 74.9
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 27 4.7 7.7 3.70% 71.2
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 23 4.4 18.3 13.04% 66.4
K616-42 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(1の実施後3月以内に実施) 12 0.7 2.0 0% 74.9
K636 試験開腹術 - - - - -

当診療科では透析患者様の合併症入院に関しても力を入れています。特に、内シャントトラブルには迅速に対応しており、シャント狭窄閉塞に対し、バスキュラーアクセスインターベンション治療を積極的に行っています。
また、透析導入患者の内シャント作成、透析患者のシャントトラブルに対する再建術も行っています。
当診療科ではPDファーストを推奨しており、腹膜透析カテーテル留置術も行っています。
当院腎臓内科では、透析治療のみならず、生体腎移植行っており、血液透析・腹膜透析・腎移植のすべての治療に対応しております。

血液内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6261 リンパ節摘出術 長径3cm未満 10 2.8 33.9 8.82 74.6
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径3cm以上6cm未満 - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) - - - - -

当院では、適応となる患者様に自家末梢血幹細胞移植、同種末梢血幹細胞移植、同種骨髄移植を行い、治療成績の向上に努めています。悪性リンパ腫はリンパ節腫大を伴うことが多く、確定診断のためにリンパ節生検手術をおこないます。

消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 305 0.3 1.2 0% 68.6
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 55 3.9 11.2 6.45% 75.5
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 34 0.6 10.9 0% 74.1
K697-31ロ 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(2cm以内)(その他) 29 0.2 9.0 0% 75.1
K6535 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(その他) 29 0.1 5.1 0% 64.8

内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術は大腸内視鏡施行時に、大腸ポリープや早期の大腸癌の基部に液体を局注し、スネアをかけて切除する方法で、ほとんどの方が日帰りか1泊2日の入院で施行しています。
また胃や十二指腸の早期癌や前癌病変は、フックナイフを用いた内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)やハイブリッドESDで安全・確実に切除しています。入院期間は、1週間程度となります。

形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K628 リンパ管吻合術
K0463 骨折観血的手術(指)
K6261 リンパ節摘出術(長径3cm未満)
K6104 動脈形成術、吻合術(指の動脈)
K0172 遊離皮弁術(顕微鏡下血管柄付き)(その他)

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 11 0.12
180010 敗血症 同一 13 0.15
異なる 55 0.62
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 91 1.03
異なる - -
○DPC
 14桁あるDPCコードのうち、前6桁で示されております。DPCコード6桁とは病名による分類を意味しております。
○播種性血管内凝固症候群
 感染症などによって起こる全身性の重症な病態です。
○敗血症
 感染症によって起こる全身性炎症反応の重症な病態です。
○真菌感染症
 真菌による感染症です。
○手術・処置などによる合併症
 手術や処置等で一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などが代表例です。
 合併症は術式や患者様に因らず一定の確率で起こりうるもので、医療ミスとは異なります。
○入院契機
入院契機(入院のきっかけ)病名が4つ疾患と「同一」か「異なる」かで集計を行っております。
 「同一」はある病気の診療目的で入院して、その病気の診療が主であったあったことを意味します。
 「異なる」はある病気の診療目的で入院したが、併存病名や入院中に発症した病名の治療が主になってしまったことを
 意味します。

重篤な外傷や、消化器外科などの大手術後に血液の凝固に異常をきたす播種性血管内凝固症候群がおこることがあります。また、色々な感染症などから血液中に病原菌が入り敗血症になり、これが原因で播種性血管内凝固症候群がおこることもあります。
また、当院は手術や処置などを行う際には合併症を起こさないように細心の注意を払い施行しています。また、起こり得る合併症についても事前に可能な限り患者さまに説明した上で、手術や処置の施行に対して同意を頂くよう努めています。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
794 710 89.42%
肺血栓塞栓症は、エコノミークラス症候群と言われ、血のかたまり(血栓)が肺動脈に詰まることで呼吸困難や胸痛を引き起こし、突然死に至ることもある疾患です。
長期臥床や下肢または骨盤部の手術後等に発症することが多く、発症リスクに応じて、早期離床や弾性ストッキングの着用なでの適切な予防が重要となります。
当院では、弾性ストッキングの着用、間歇的圧迫装置や抗凝固薬により、高い割合で適切な予防対策を実施しています。

血液培養2セット実施率

ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
2775 2688 96.86%
血液培養検査は、血液中に細菌が存在しているか、存在している場合、どのような菌なのかを確認、その菌に効果のある抗菌薬を選択するための検査です。
どんなに慎重に皮膚を消毒していても、皮膚の常在菌の混入を完全に防ぐことはできないため、血液培養を2セット採取することによ常在菌の混入を判断し易くなり、見落とし防止となっています。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
826 741 89.71%
"抗菌スペクトルとは、抗菌薬が殺菌できる細菌の示す範囲のことを表しています。
抗菌スペクトルが広い薬剤は、多数の細菌に効果が期待できる反面、耐性ができてしまうリスクがあります。
近年、新たな抗菌薬耐性菌が出現し、難治症例が増加しており世界的に問題となっています。
当院では、抗菌薬適正使用支援チームが抗菌薬適正使用を推進し、適切な抗菌薬の選択と投与量・投与期間を考え、安全に配慮した感染症治療に努めています。"

転倒・転落発生率

ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
102937 5 0.05%
入院患者数に対して転倒や転落が発生した件数を1,000人あたりの比率で示しています。

転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率

ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
102937 1 0.01%
入院患者数に対して発生したインシデント影響度分類レベル3b以上の転倒や転落が発生した件数を1,000人あたりの比率で示しています。インシデント影響度分類レベル3b以上とは、損傷レベルの高いもの(手術や大きな処置うぃ必要とする)を指します。

手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
1606 1600 99.63%
予防的抗菌薬投与とは、現在、細菌感染を起していないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗生物質をあらかじめ投与することをいいます。

d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率

ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
915 0 0%
入院患者に対して発生したd2(真皮までの損傷)以上の褥瘡の新規発生率を示しています。褥瘡は日々のケアの質に関わり、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。

65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合

ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
5195 4587 88.3%
65歳以上の入院患者のうち、入院後48時間以内に栄養アセスメントを実施した割合を示しています。栄養アセスメントとは詳細な栄養状態の評価を指し、栄養状態、疾患重症度や体重変化、体組成、栄養、食事歴、薬歴など様々な情報を総合的に判定することをいいます。

身体的拘束の実施率

ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
102937 2900 2.82%
身体的拘束とは、抑制帯等、患者さんの身体又は衣服に触れる何らかの用具を使用して、一般的に患者さんの身体を拘束、その運動を抑制する行為のことをいいます。入院日数のうち、身体的抑制を実施した日数の割合を示しています。
更新履歴
2026.09.28
令和7年度データを掲載しました。