宗教上等の理由で輸血(血液製剤を含む)を
拒否される患者さまへ
関西電力病院(以下「当院」という)では、宗教上等の理由により輸血を拒否される患者さまに対し、以下の方針に基づき対応いたします。
- 当院では不必要な輸血を行わないために最善の努力をつくします。
- あらかじめ輸血の可能性があると判断した場合、あるいは生命を救うために輸血が必要であると判断した場合、その必要性と輸血を行わない場合の危険性などを十分に説明いたします。
- 当院では「いかなる事態になっても輸血をしない」という「絶対的無輸血」の方針は採りません。絶対的無輸血による方法での治療を求める趣旨の文書を当院は受理をいたしません。
- 生命を救うために輸血が必要であると判断した場合には輸血を実施いたします。輸血実施に当たっては患者さまの意思を確認しますが、ご本人の意思が確認できない場合、判断能力がない場合、または輸血を拒否される場合など輸血の同意が得られない場合でも、生命の尊厳を第一義とする医療倫理に基づき、輸血を実施する場合があります。
- 輸血の同意を頂けない場合で治療に時間的余裕がある場合は他院での治療をお勧めします。その場合の転院先は、患者さまが決定してください。
2021年10月20日 関西電力病院 病院長
患者さまへ