回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟のご案内

住み慣れた地域へ、“その人らしい生活”の再スタートを支援
当院の回復期リハビリテーション病棟では、在宅復帰を目標に、医学的・社会的支援のもと、ADL(日常生活動作)の最大限の自立を目指します。
概要
回復期リハビリテーション病棟入院料Ⅰ
※2024年度実績
- 平均年齢: 72.8歳
- 病床数: 44床
- 平均在院日数: 62.5日
- 平均稼働率: 86.8%
- 在宅復帰率: 93.9%
- 重症度改善率: 73.2%
- 重症患者割合: 52.9%
高齢・重症患者でも“しっかり回復”
当院は、高齢・重症の方にも「自宅に戻る力」と「機能改善」を両立。
2024年度は在宅復帰率93.9%、重症者患者回復率73.2%と、いずれも全国平均(在宅復帰率83.7%、重症患者改善率64.7%)を上回りました。
確かなチーム医療で、早期から退院後の生活まで切れ目なく支援します。
入院対象と日数
(制度上の上限)
資料出典:厚生労働省 告示 第55号
回復期リハビリテーションを要する状態及び算定上限日数(2022年度改定・別表第9の2)
| 回復期リハビリテーションを 要する状態 |
算定上限日数 |
|---|---|
| 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後若しくは手術後の状態又は義肢装着訓練を要する状態 | 150日 |
| 高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷 | 180日 |
| 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態 | 90日 |
| 外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後の状態 | 90日 |
| 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態 | 60日 |
| 股関節又は膝関節の置換術後の状態 | 90日 |
| 急性心筋梗塞、狭心症発症その他急性発症した心大血管疾患又は手術後の状態 | 90日 |
専門職のご紹介
医師
「全身を診て、未来へつなぐ」

全人的な視点から患者さまの状態を評価し、障害や症状に応じたリハビリテーション(薬物療法・装具療法・機能訓練・栄養療法)の処方・指示を行います。
回復期リハビリテーション病棟では、多職種と密に連携し、身体機能の回復だけでなく、社会生活への復帰を見据えた診療を行います。退院後の生活を踏まえ、再発予防や健康維持にもつながる医療を提供します。
理学療法士(PT)
「今できる最善を―最大限の機能改善―」



患者さま一人ひとりの状態や回復段階に合わせ、最適な運動方法・運動量を提供します。
日常生活に直結する動作練習を重視し、多職種と連携して退院後まで切れ目のないサポートを行っています。
作業療法士(OT)
「今できる最善を―退院後生活を支える―」


患者さま一人ひとりの目標や生活状況に合わせ、日常生活に必要な動作(食事・着替え・トイレなどのセルフケア)や、調理・家事などの生活関連活動、さらには職場復帰に必要な作業をサポートします。退院後すぐに生活に活かせる実践的な練習を重視し、多職種と連携して「暮らしの再建」をお手伝いしています。
言語聴覚士(ST)
「今できる最善を―本人が望む言葉と食事―」


言葉が出にくい(失語症)や、呂律が回らない(構音障害)などのコミュニケーション障害、飲み込みにくさ(嚥下障害)に対して、詳細な評価と個別訓練を行います。
医師・看護師・管理栄養士と連携し、退院後の生活に直結する「話す・聞く・食べる」力の回復を目指します。嚥下造影検査(VF)や嚥下内視鏡検査(VE)などの専門的検査も活用し、安全で質の高いリハビリを提供しています。
管理栄養士
「食事から、回復力を高める」
食事形態の調整はもちろん、筋肉量や血液データなどの体構成成分の定期的な評価に基づき、効率的なリハビリにつながる栄養サポートを行います。
リハビリスタッフや医師、看護師と連携し、「食べる力」と「動く力」を同時に高めるための栄養管理を実践しています。退院後も続けやすい食生活の提案を行い、健康的な生活習慣づくりを支えます。
医療ソーシャルワーカー
「退院後の生活を一緒に考えます」

医療機関の中の「社会福祉の専門家」として、患者さんやご家族が安心して療養生活を送れるよう支援しています。
患者さんやご家族の不安、生活上の悩み、制度の手続きなど、さまざまな問題についてご相談ください。退院後の暮らしが安心して続けられるよう、介護保険や障がいサービス、医療費制度、就労支援など、社会資源の活用を一緒に考え、支援いたします。
看護の特色・活動「QOLの維持・向上をめざして」
患者様の“その人らしさ”を大切にしながら、生活の質(QOL)向上を支援することが、私たち看護の使命です。多職種と連携し、退院後も継続可能な生活支援を目指します。

当病棟では、「楽しみながら、着実に回復」をテーマに、日常生活にリハビリを組み込んだ多彩な活動を行っています。
- 多職種協働によるゴール設定と評価
週1回の回診前評価で、医師・看護師・リハビリスタッフが支援方法を共有し、患者さまの目標達成をチームでサポートします。 - 日中活動の推進
ラウンジでは塗り絵・クロスワード・読書など、患者さま一人ひとりの興味や得意を活かした活動を提供し、意欲と生活リズムを保ちます。 - レクリエーション活動
釣りゲーム・机上ボウリング・栗拾いゲームなど、遊びの中で身体機能を自然に鍛える工夫をしています。
スタッフも一緒に
盛り上げます!
スタッキング
なかなか難しいわ~
お肉返しゲーム
お肉は
よく焼けたかな?
ご家族さまも参加
されました!
さらに、生活リハビリの視点から、日常生活動作(ADL)を支えるケアを行い、患者さま・リハビリスタッフと共有した自主練習メニューを日々の生活に取り入れることで、より早く・より確実な機能回復を目指しています。
―美味しく、楽しく、そして機能回復へ―
食事・生活面のサポート
当病棟では、入院中の患者さんがより自立した生活を取り戻せるよう、日常生活動作を取り入れたリハビリを行っています。
その一環として、「ランチビュッフェ」の定期開催を決定しました。この取り組みは、ビュッフェ形式で行うことで、以下のような生活動作や認知機能の練習になります。
<一連の流れとリハビリ効果>
- 料理を選ぶ …
判断力・集中力の向上 - お皿やお盆を持つ …
上肢の筋力・バランス感覚の強化 - 料理を席まで運ぶ …
歩行・立位保持の練習 - 席で姿勢を整えて食べる …
体幹保持・嚥下機能の維持 - 周囲との会話を楽しむ …
社会的交流・気分の活性化
また、「自分で選ぶ楽しみ」は食欲を高め、入院生活の質を向上させます。
※ラウンジでの食事提供:嚥下機能や食事介助の状況を看護師が見守りながら、安全に摂取できる環境を整えています。間食・差し入れはお控えください。
小鉢で取りやすく
選びやすくしています
いただきます♪
目の前でお寿司を
握ります♪

特筆事例
当病棟看護師が3Dプリンターで自助具を開発し、2024年度全国コンテストで2位受賞!
できるよう支援
※片手で血糖測定ができる自助具
当病棟では、患者さまの生活に直結した看護・リハビリを重視し、日々工夫を重ねています。
その成果を全国に発信するため、「リハビリテーション・ケア合同研究大会 大阪2025」にて、片手で血糖測定ができる自助具の取り組みを発表しました。
退院前・後自宅訪問指導
医師の指示により退院前・後自宅訪問指導の介入をさせていただきます。
- 退院前の自宅訪問サポート
担当セラピストがご自宅を訪問し、生活環境の確認や必要な住宅改修についてご提案します。必要に応じて看護師も同行し、安心して退院日を迎えられるよう準備をお手伝いします。 - 退院後の自宅訪問サポート
退院後も安心して生活できるよう、ご自宅でのケアやリハビリを継続支援します。地域の医療・福祉機関と連携し、入院中から退院後まで切れ目のないサポートを行います。
※自宅訪問の様子
定期ミーティングでの支援体制
退院に向けての不安を解消し、ご本人・ご家族と共に在宅準備を進めるため、定期的な多職種ミーティングを行っています。
- * 実施頻度:入棟後約2週間、以降1ヶ月ごと
- * 所要時間:20分
- * 参加者:ご本人、ご家族、医師、看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカー、必要時にケアマネージャーや訪問看護師も参加
ご入院の流れ
- 入院前に病棟から案内をFAXでお送りします。
- 当日は1階受付にて手続き後、17階病棟へ
※入院患者さまの状態などにより部屋移動をお願いすることがあります。お部屋に関してご希望に添えない場合もありますのでご了承ください。
私たちが目指すのは
「生活の再構築」
病棟から地域へ、暮らしの再スタートを支えます
医療・リハビリ・栄養・福祉の専門職がチームとなり、患者さまの回復と自立を支援します。退院後も地域とつながり続け、安心して暮らせる環境づくりをお手伝いします。



しっかり腕を上げて!
誰が一番釣れたかな?