地域の医療機関の先生方へ

当院の脳神経内科では神経筋外来、睡眠覚醒外来を設けて、近隣の脳神経内科にはみられない特色ある診療を行っています。脳血管障害の治療においては脳神経外科と協力して脳卒中当直を行い、脳梗塞超急性期の血栓溶解療法にも対応できる体制を整えています。大阪北脳卒中医療連携ネットワークにも参加し回復期病院との連携を密にとっています。また、当院は日本神経学会の教育施設です。症例検討会、脳波カンファレンス、筋電図カンファレンスを行い研修医の教育にも熱心にあたっています。近隣の病院とも交流を活発に行い、定期的に合同カンファレンスを開催しています。

神経筋外来

神経筋外来を設け、筋電図、誘発電位などの電気生理学的検査を用いて、運動ニューロン病、筋疾患、ポリニューロパシーなどの神経筋疾患の診断を専門的におこなっています。また、整形外科と協力し手根管症候群や脊椎疾患などの術前後の評価も精力的におこなっています。地域医療連携室を通じて他病院からの紹介も多数受け入れています。

睡眠覚醒外来

2005年11月より睡眠覚醒外来を専門外来として開設し、広範囲な睡眠関連疾患を診療しています。睡眠関連疾患においては、睡眠のみならず、昼間の生活状況についても多くの問診を行いますので、初診、再診とも全予約制で行っています。睡眠関連疾患の診断には、治療中の病気や服薬内容、健康状態の情報が必要ですので、検査データなどありましたら、紹介状に添付下さい。

脳神経内科の特徴をいかし、睡眠時無呼吸症候群のみを専門としている施設で対応できない疾患についても、診療を行っています。対応している病気は、睡眠時無呼吸症候群の他にナルコレプシー、特発性過眠症、レム睡眠行動異常症、下肢静止不能症候群(レストレスレッグズ症候群)等です。ただし、一見「睡眠」の問題と見えた症状が、精神科や心療内科(例:「不眠」と思っていたが「うつ」であった、「眠気」と思っていたが「適応障害」であった)である場合は、対応しておりません。また、精神科、小児科がない関係上、基礎疾患に精神疾患がある方、高校生以下の小児、思春期の年齢の方の診療は行っていません。


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