X線TV透視部門
当院のX線TV透視部門について
放射線科施行の主な検査には胃透視検査と大腸(注腸)透視検査があります。ほかにX線TV透視撮影室では、他科施行のミエログラフィー(脊髄腔造影)検査、アルトログラフィー(関節腔造影)検査、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)検査、PTCD(経皮経肝胆管ドレナージ)検査、VF(嚥下造影)検査、HSG(子宮卵管造影)検査などや、透視下で行う各種の手技にも放射線技師が従事しています。
主なX線TV透視検査
胃透視検査
胃透視検査とは、X線TV透視撮影室にてバリウム(造影剤)を口から飲んでもらいながら、食道から胃、小腸の状態や通り具合を観察する検査です。
<注意事項>
検査前日の午後8時以降は絶食となります。検査の当日は、絶飲食となり、朝食・お薬(主治医に確認)・お茶・お水・タバコなどは飲んだり食べたり出来ません。胃の中に食べ物や胃液がありますと正しく検査がおこなえません。
また、胃や腸の動きを抑えるために注射をします。(以前に緑内障・心臓病・前立腺肥大症といわれたことのある方は事前にお申し出ください。)その影響で人により眼がちらちらしたり、のどが渇いたりすることがありますので、お車での御来院は控えてください。
大腸(注腸)透視検査
大腸(注腸)透視検査とは、X線TV透視撮影室にてバリウム(造影剤)を経直腸的に入れていき、直腸・S状結腸・下行結腸・横行結腸・上行結腸の炎症やポリープ・形態異常や機能異常を観察する検査です。
<注意事項>
大腸の中がきれいになってないと検査に時間がかかったり検査が受けられない場合があります。検査前日の昼食・夕食に大腸検査食「クリアスルー」をお使い頂きます。下剤の服用と水分の摂取もあり、当日の起床後には水分の摂取がありますが、朝食は絶対におとりにならないで下さい。正しい診断がおこなえるようご協力をお願い致します。
また、大腸の動きを抑えるために注射をします。(以前に緑内障・心臓病・前立腺肥大症といわれたことのある方は事前にお申し出ください。)その影響で人により眼がちらちらしたり、のどが渇いたりすることがありますので、お車での御来院は控えてください。
機器の紹介
当院では、フラットパネルディテクタ(FPD)搭載DR(Digital Radiography)装置を2台で運用しています。Cアーム搭載で多方向からの観察を可能に、また17インチ角の動画対応の直接変換FPDを組み合わせることで大視野を確保し、さまざまな検査要求に対応しました。さらに、新画質コンセプト「PureBrain」を搭載して、多くの検査で重要とされる透視画像の視認性を向上させ、「多方向・大視野・高画質」を実現しました。