神経内分泌腫瘍センター

関西電力病院神経内分泌腫瘍センターの診療について

当センターでは神経内分泌腫瘍(NET)に対する診療を行っています。NETはホルモン症状が出現する機能性NETと内分泌症状を伴わない非機能性NETに分けられます。インスリノーマやガストリノーマなど機能性NETでは過剰分泌されるホルモンの種類により様々な症状を呈し、診断が難しい場合があります。この様な患者さんに対しても当センターでは高い専門的知識に基づいた鑑別診断を行っています。診断では京都大学医学部附属病院 放射線診断科と協力体制を築いています。治療に関しては腫瘍の場所や転移の状態など患者様の病状に応じて手術や内視鏡的切除、化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療などを組み合わせて治療しています。また、NETは遺伝性疾患に伴って出現する場合があります。遺伝性のNETは複数の臓器ににわたり多発する傾向があり、比較的緩徐に進行するのが特徴です。当センターでは遺伝性NETに対する診療も行っています。遺伝性NET患者様の遺伝カウンセリングや遺伝子診断については京都大学医学部附属病院 遺伝子診療部と協力体制を築いています。消化器(膵・消化管)のNETだけではなく、肺、胸腺のNETについても診療を行っています。

2021年10月からぺプチド受容体放射性核種療法(PRRT)を開始しました。
PRRTについての詳細


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