ロボット支援下前立腺悪性腫瘍手術を開始しました【2023年3月】
2023年3月14日2023年3月14日よりda Vinci(ダヴィンチ)Xiを用いたロボット支援前立腺全摘除術を開始いたしました。
これまでも腹腔鏡を用いた低侵襲手術をおこなってきましたが、da Vinci Xiはより複雑な手術操作が可能になりました。
術者(人間)が手術するということ自体は従来の内視鏡手術と同じですが、術者は少しはなれたコンソールと呼ばれる装置のところで座ったまま操作します。
術野を立体的にみながら任意の場所を接近観察することができ、これまで認識が難しかった細い血管や膜組織を認識できるようになりました。人間の手は2本ですが、ロボットでは3本の鉗子をあやつります。その鉗子は術者の手の動きを正確に再現するだけでなく、手の動きをこえた回転や角度を実現し、より精密な手術が可能となりました。
前立腺癌の手術ではより詳しい構造を確認しながら手術ができることで、制癌および術後尿失禁予防の点で、良好な結果が期待できます。
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