神経科(精神科)
一般目標
- 当科の研修期間中に神経科の診断、治療に関する知識と技術を修得する。
- 総合病院である当科の特徴を生かし、多種多様な患者にふれることで、神経科の考え方や視点を修得する。
具体的目標
- 診断のための必要な技術と知識を修得する。
- 精神医学的面接の基本的技術の習熟
- 身体的及び神経学的診察の習熟
- 鑑別診断を系統的に考えること
- ICD-10中心に、診断体系の一般的知識の修得
- 収集したデータを簡潔明瞭に記載すること
- 治療計画の基本を修得する。
- 当面の治療計画をたてるー休養、薬物療法、精神療法、環境調整を中心に
- 入院の要否の判断
- 自殺の可能性の判断
- 危機介入の要否と時期の判断
- 治療計画を実行しうる知識と能力を修得する。
- 精神薬理学の基本知識の修得―向精神薬の種類と量の適切な選択と、重要な副作用の知識と副作用への対策
- 個人精神療法、家族療法、環境療法、行動療法、自律訓練法等の基本の修得
- 心理テストの基本の修得
-Baum test, WAIS, TEGなど中心にして - 身体的検査の基本の修得
-脳波検査法、腰椎穿刺法など
- 重要なテーマについての基本を修得する。
- リエゾン精神医学とコンサルテーション精神医学の基本の修得
- 神経科と関連した神経疾患の診断と治療
- 精神医療に関する法律の基本を理解し、法にのっとった医療を実践する
- 神経科に対するスティグマをなくすべく実践できる
専門領域の疾患
- うつ病
- 不安障害(パニック障害など)
- 統合失調症
- 身体表現性障害、ストレス関連障害
- アルコール依存症
- 睡眠障害
- 痴呆、症状精神病など
上記の疾患につき、可能なかぎり研修する。
指導体制
研修医は指導医と共に、外来患者や入院患者の診療を行い、指導医の下での診療訓練をうける。
総合病院の特徴を生かし、上記疾患を中心にして軽症例を含む多種多様な病像を理解し、今後の診療に役立つものになる様に、研修医の意見をとりいれながら、指導する。
採用情報