血液内科
関西電力病院血液内科の診療について
当科は血液疾患全般を対象に治療を行っています。血液内科専門医5名のスタッフが在籍しています。重度好中球減少症に対応するための無菌治療室9床備えており、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、急性白血病などの患者さまを対象にした化学療法はもとより、自家造血幹細胞移植や血縁ドナーからの同種造血幹細胞移植も数多く実施しています。近年は地域の医療関連施設の先生方との連携強化に努め、多くの紹介患者さまに御入院頂くようになりました。専門的治療が終了した患者さまについては、紹介頂いた御施設への逆紹介を積極的に行わせて頂きます。血液疾患を専門的に診ることができる病院が限られている中で、今後も地域の中核施設としての責任を果たしていきたいと考えています。
血液内科領域では、分子標的薬、抗体医薬品などを取り入れた新しい治療法が、急速に発展しており、当科でもそれらに対応するため、経験豊富な専門医が協力し、最新の知見を取り入れる取り組みを行っています。一方では、先進的な治療を実践するだけでなく、患者さまやご家族が納得できる治療を、ご相談させていただきながら進めることも重要と考えています。入院生活を心地よく過ごしていただくために、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士、ソーシャルワーカーなどがチームを組んで連携を密にすることで、一人ひとりの患者さまに合わせた医療サービスが提供できるように努めています。
診療実績
2023年度
血液の悪性疾患 | ||
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名称 | 延べ入院患者数 | 実患者数 |
急性骨髄性白血病 | 163人 | 45人 |
急性リンパ球性白血病 | 5人 | 1人 |
慢性骨髄性白血病急性転化 | 5人 | 5人 |
非ホジキンリンパ腫 | 42人 | 25人 |
ホジキンリンパ腫 | 21人 | 5人 |
成人T細胞白血病リンパ腫・リンパ腫型 | 2人 | 1人 |
多発性骨髄腫 | 51人 | 23人 |
骨髄異形成症候群 | 62人 | 20人 |
骨髄増殖性疾患 | 6人 | 6人 |
その他の血液疾患 | ||
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名称 | 延べ入院患者数 | 実患者数 |
特発性血小板減少性紫斑病 | 14人 | 14人 |
自己免疫性溶血性貧血 | 5人 | 5人 |
再生不良性貧血 | 9人 | 7人 |
キャッスルマン病 | 2人 | 2人 |
COVID-19 | 154人 | 150人 |
造血幹細胞移植 | |
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名称 | 症例数 |
自家末梢血幹細胞移植 | 6人 |
同種末梢血幹細胞移植 | 7人 |
施設認定
- 日本内科学会認定医制度教育病院
- 日本血液学会血液研修施設
診療科紹介・部門