末梢血では大球性貧血、骨髄では巨赤芽球が特徴の貧血で、原因としてビタミンB12欠乏と葉酸欠乏が代表的な病態ですが、一部に先天性の疾患や骨髄異形成症候群、抗がん剤投与後の貧血のこともあります。臨床的に重要なのはビタミンB12欠乏で、萎縮性胃炎や胃切除後のビタミンB12吸収障害が原因の大半を占めます。ビタミンや葉酸が不足している場合はその原因を特定し、不足成分を経口的あるいは非経口的に補給します。


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